平素から、保健医療行政の推進につきましては御理解、御協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、本県は、国の指標により、全国的に見て医師が少ない「医師少数県」に位置付けられているなど、医師確保が県政の重要課題の１つとなっています。そこで、県と群馬大学が連携して設置している「群馬県地域医療支援センター」では、県の地域医療に貢献する医学生・若手医師のキャリア形成を支援しているほか、県内高校生の医学部進学を推進することが将来の医師不足解消につながると考え、県内高校生が医師を目指すきっかけ作りに取り組んでいます。その一環として、例年、長期休業期間中（春・夏）に「医学部医学科をめざす高校生の職場体験セミナー」を開催し、病院施設見学や医療の実体験、現場で働く医師等との交流を通じて、医師の仕事や地域医療について理解と関心を深める機会を提供しています。今夏においては、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、誠に残念ではございますが、中止とさせていただきました。当該セミナーに代わる取組として、医学生からのメッセージを動画等により提供する「高校生G ドクターズプロジェクト２０２０」を実施いたします。現役医学生による医師を目指したきっかけや合格体験記など、受験勉強に役立つ情報も多く掲載する内容となっています。

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