現在使用しているテンプレートファイル:single.php

医学生へのメッセージ

利根保健生協 利根中央病院

利根中央病院医学生のための地域医療体験セミナー 数日型
 利根中央病院のある利根沼田地域は、香川県とほぼ同面積のなか、約10万人の住民が生活しています。今年は利根中央病院開設60周年になります。多くの組合員さんに支えられてきた保健生活協同組合の病院です。この地域の救急医療から慢性疾患管理、健診、疾病予防活動と、幅広い分野で中心的役割を果たしてきました。また昨年よりWHOの提唱するHPH(Health Promotion Hospital)加入を目指して職員一同頑張っています。
 今回の地域医療体験セミナーで当院を選択し、利根中央病院で働く多くの職員の、地域医療にかける思いを感じていただきたいと思います。高齢者の割合も全国平均より高く、いろいろな意味で地域医療のやりがいのあるところだと思います。多くの学生さんに足を運んでいただき、山間部での医療の実態を見ていただきたいと考えています。職員一同お待ちしています。 

病院長: 糸賀俊一 

 

 片品診療所は、人口5000人弱の片品村にある無床の診療所です。村にはもう一軒開業医があるだけで、一番近い沼田市の病院まで車で50分の距離にあるため、内科、小児科はもちろん、皮膚疾患、整形疾患、外傷など様々な患者さんが訪れます。また夏場は尾瀬の登山客や合宿の学生、冬はスキー客など、村外から来た人の受診も多くなります。
また、片品村は田舎の割には子供も多いのが特徴で、一般診療の他、予防接種や乳幼児健診も行っています。
在宅医療にも力を入れており、訪問診療、訪問看護も行っています。
このようにプライマリ・ケアを学ぶには最適な環境ですので、ぜひ1度足を運んでみてはいかがでしょうか。

片品診療所 所長:  松井直樹

 

 利根沼田地域での研修は、地域の特色を公私ともに感じることができます。
日常診療では通院や入院の都合として、農業や観光業に従事する方たちの生活歴に触れる機会があります。そして実際に自分でその方々の産業に触れることで、医療を受ける側の事情を感じることができます。
産地のおいしい野菜をいただくことで、それにかける生産者の意気込みを感じます。スキー外傷を見る一方で自身もスキーを楽しみに行きます。時折出会う熊に引っ掻かれた外傷患者も地域ならではです。
自身がそこで生活することで、忘れがちな医療を提供する側と受ける側の認識の差を感じることができます。交流を持った方々の診察をすることで、その方の生活を考慮した治療戦略の考え方を学んでいくことができます。
その第1歩は、現地をたのしむことです。ぜひとも、当地域に遊びに来て、実際に感じてください。

利根中央病院 2年目初期研修医: ツオン イエ

>>前のページへ戻る