公立七日市病院
公立七日市病院は公立富岡総合病院と在宅医療支援センター(訪問看護ステーション・居宅介護支援事業所、療養通所介護事業所)とともに富岡地域医療事務組合を構成しております。公立七日市病院は平成6年4月に開設されました。江戸時代加賀百万石の大名前田利家の五男前田利孝が七日市藩を立藩しましたが、その領地内に病院が建てられたことから命名されました。病院は富岡市の中心地に位置し、西には妙義山と浅間山を望め、四方を小高い緑の丘に囲まれ、豊かな自然に恵まれた場所にあります。また、平成26年6月21日世界文化遺産に登録された富岡製糸場は当院から徒歩で約10分のところにあります。
当初は70床でスタートしましたが、平成12年には150床に増床いたしました。さらに、平成25年11月26日から163床に増し、平成26年6月1日より169床となっております。公立富岡総合病院が富岡甘楽医療園での急性期医療を担っており、当院は慢性期・回復期リハビリテーションに取り組み、在宅医療支援センターはその後の在宅の医療を担うとそれぞれにおいて役割分担がなされています。
公立七日市病院の診療科目は内科・神経内科・皮膚科・リハビリテーション科の4科です。また、富岡甘楽地域リハビリテーション広域支援センターとして、その活動も行っており、隣接市町村とも協力しながら、高齢者等の健康維持活動に努め、より一層の医療内容の充実や医療水準の向上を目指しております。
患者中心の医療を基本理念として、安心できる医療の提供、回復期・慢性期疾患の医療を推進し、リハビリテーションを充実させることに取り組んでおります。特に回復期リハビリテーション病棟におきましては、連続したリハビリにより治療効果を高めることで、より多くの利用者の社会復帰を図れるよう休日リハビリテーションの実施と充実に努めております。さらに住宅療養も今後は重要と考えて、病々・病診連携を図って地域連携を一層充実させたいと考えております。
皆さんの実習におきましては、特にリハビリテーションへの取り組みを見ていただき、地域医療を考える機会になっていただければと存じます。