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医学生へのメッセージ

公立富岡総合病院

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地域医療体験セミナー in 群馬

 地域医療体験セミナーでは富岡保健医療圏の現状を感じてもらうため、公立富岡総合病院と姉妹病院の七日市病院を見学し、上野村へき地診療所にてへき地医療とはどの様なものか見聞を広めるため、毎回お邪魔させていただいています。サービスで富岡製糸場にも行きます……どちらかというと、こちらがメインかもしれませんが。
 医療圏こそ違えど、当院と上野村へき地診療所はささやかな縁がありまして、ここ数年上野村へき地診療所の所長は当院で初期臨床研修を受けた先生が赴任しています。当院で初期臨床研修を実施する研修医も4月のオリエンテーションでは見学させてもらいます。また意見交換会も泊まりこみで行ったりします。まぁ先生が代わられたからといって、見学をお願いしなくなることは考えていませんが。
 さて、公立富岡総合病院を見学されると色々なイメージを持たれるかもしれませんが、ひとつには南棟3階にあるPCU病棟が「押し」だと、思います。医学教育センターの先生と見学に来ると、必ずPCUが何の略か聞かれます。今まではそうでした。皆さんは何の略か分かりますか?
 また病棟に一歩踏み入れると、一般病棟もしくは皆さんが考えている病棟との違いを感じ取っていただけるでしょう。その理由も説明されます。ヒントは東海道新幹線です。今は東日本の新幹線だってそうじゃないのかなと思ったりしますが、それは秘密です。
 何の事だか分からないでしょう?是非見学に来てみてください。その後は1階にある血液浄化室に行きましょう。ここでは人工透析について話を聞くことができます。
 敗血症に使用するフィルターがあるのですが、1本いくらだと思います?そんなもんで買えるのかと思うか、そんなにするのかと思うか。是非見学した時に尋ねてみてください。
 そうは言っても今のご時世グー○ル先生にパパッと打ち込めば、大抵の情報は収集できます。当院でも研修医にiPadを配布して日々の研修に役立ててもらっています。研修医室、医局、病棟、救急外来とWi-Fiの届く範囲は、日々の研修で立ち寄る場所をほぼカバーしているでしょう。
 けれども、実際に自分の目で見て、体験する事に比べれば敵わないことの方が、まだまだ多いのではないでしょうか。よくありがちな文の展開ですが、しかしよくある・言われるという事は大体まとを得ています。今のうちに勉強しておきなさい、今のうちに遊んでおきなさい、今は痩せているが30過ぎると肉がどうこう…、50過ぎると肩がなんたら……、これは40でもあるかもしれませんが。どちらにしても本当かどうか、経験しないとわかりません。
 ですので、皆さんが研修を考えている病院だけでなく、今のうちに色々な病院を、セミナーも含め見学しておくことをお勧めします。なぜならグー○ルではわからない、自分にしか得られない情報・感じられない雰囲気が、訪れたそこかしこにあるのですから。

総務課: 山崎 秀瑛

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