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医師を目指す方へのメッセージ

前橋赤十字病院

前橋赤十字病院

 前橋赤十字病院は555床の入院ベッドをもつ急性期病院です。2018年6月に新病院に移転しました。前橋赤十字病院の目指すところは、“みんなにとってやさしい、たよりになる病院”です。そのために、急病人のための高度救命救急センター、災害発生時の災害拠点病院、悪性腫瘍治療のためのがん拠点病院などの機能や、開業医の先生方が困ったときに頼りにしてもらえるような地域医療支援病院として24時間、365日動いています。
 “病の人を助ける”という行為は、“絶対的に正しいこと”と思いますが、そのためには、絶え間ない努力、献身的な働き、使命感が必要です。
 医師を目指す高校生、医学生の皆さん、「医師になる」「医療職に就く」という夢・目標を実現すべく頑張ってください。当院も微力ながらお手伝いができればと考えています。当院はこれまでも若い医師養成のためにできることを積極的に行ってきましたが、県が主催している「医学部医学科をめざす高校生の職場体験セミナー」にも参加しています。その折には、当院の特徴のひとつである救急医療のためのドクターヘリや救急外来の見学、手術室の見学と縫合などの手技の体験や、当院の初期研修医の先生と一緒に話しながらの昼食会を企画しています。実際の現場の一端を見て、現実を体験していただければまた一層努力できるのではないかと思います。
 当院には31の診療科があり、それぞれの領域で急性期の入院から通常外来までを行っています。中には直接患者さんを診察しないけれども、医師の医師と言われる病理医や画像診断医もいます。その他、看護師、薬剤師、リハビリテーションの療法士、ソーシャルワーカー、栄養士、そして事務員など、多くのメディカルスタッフとともに患者さんがより良い状態になるように一緒に働いています。
 仕事がきつい時もありますし、患者さんが具合悪くなり亡くなることもあります。医療職に就く人は、体力、忍耐力、そしてこころの力も必要です。今のうちに運動も読書もたくさんして、その土台を作ってほしいと思います。
 医療職は、大変やりがいがあり、喜びを感じることができる職業です。これから日本は超高齢化社会に入っていきます。たくさんの患者さんが発生することは近い将来確実です。皆さんの力が必要です。ぜひ希望をもって医療の道に進んでください。
 当院で皆さんとお会いできることを楽しみにしています。

副院長兼教育研修推進室長: 丹下 正一

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