◎責任者からのコメント

北毛病院は、病床数150床、内科・外科・小児科・精神科を標榜して地域に密着した医療を実践しています。診療所との連携や往診等の所謂地域医療はもちろんですが、救急医療にも力を入れており、渋川医療圏の3分の1以上の救急車を受け入れています。救急隊からも「困った時の北毛病院」と評価され、重症傷病者発生の折にドクターヘリが出場できないような時にはとりあえず当院に搬送される事案もしばしばあります。そのため症例のバラエティは重症軽症あわせて非常に豊富であり、研修医がジェネラリストとして経験を積む場としても恵まれた環境といえると思います。見方を変えれば野戦病院のような病院ですが、不思議なくらいに診療科間に壁がなく、地域の信頼も厚く、どんなに忙しくても働き甲斐のある病院です。ジェネラリストに関心のある方は是非一度覗きに来られたらいかがでしょうか。オススメです。

◎病院PR

在宅医療から救急・入院医療まで幅広く対応。断らない救急医療を掲げ、渋川医療圏における積極的な救急の受入をしています。家庭医療専門医などが所属しており、さらに地域包括ケアシステムの構築を積極的に行うなど地域密着型の医療を提供しています。急性期医療から慢性期医療まで総合的に学ぶことができ、医療・介護さまざまな事業所での多職種実習も可能です。

北毛病院は、私が後期研修を行った「前橋協立病院家庭医療学後期研修プログラム（現在の群馬家庭医療学センター家庭医療学後期研修プログラム）」の協力施設です。山間地域のプライマリ・ケアの第一線で、入院治療も救急も在宅医療も全てに取り組める環境にあります。高齢の患者さんも多いので、治療だけでなく、どう安定を図るか、どこでどのように過ごすか、どこでどうやって最期を迎えるか、にも向き合う必要があります。また夜間休日の小児診療が少ない地域なので、当直帯には小児の診療能力も必要とされ、まさに「家庭医／総合診療医」の力を磨くのにうってつけの場と思います。小さな病院なので医療資源などには限りもありますが、その分創意工夫や改善を実践しやすいところもあり、多職種との距離が近いところも利点だと考えています。