29-1 外科キャリアパス原町赤十字病院:Director; 内田 信之
キャリアパス概要
原町赤十字病院外科の特徴は、二つあります。一つは様々な疾患を経験できることです。当院は吾妻から前橋に向かう時にちょうど関所のようなところに立地しているため、様々な疾患を専門医、指導医のもとでバランスよく経験できます。もう一つの特徴はチーム医療が盛んなことです。当院はNST、化学療法、緩和医療、感染対策、クリニカルパス、ストーマなどのチームが積極的に活動しており、チーム医療の一員としての経験ができます。
また、当院は群馬大学病態総合外科の関連施設です。したがって、あらゆる領域で群馬大学病態総合外科の強力なサポート体制が充実しています。
また、当院は群馬大学病態総合外科の関連施設です。したがって、あらゆる領域で群馬大学病態総合外科の強力なサポート体制が充実しています。
キャリアパス到達目標
・臨床医に必要な3つの力、CCC:Clinical Skill
/Clinical Research Mind
/Character 



●一般外科医としての幅の広い、標準的な診療能力を身につける。
●消化器外科や乳腺領域の専門医としての知識や臨床的判断能力を習得する。
●新しい知見や技術を積極的に取り入れ、自らも学会、論文を通じ研究成果を発表する。
●地域医療の現場を経験しながら、地域に信頼される医療を提供し、プライマリケアの技術を習得する。

●消化器外科や乳腺領域の専門医としての知識や臨床的判断能力を習得する。

●新しい知見や技術を積極的に取り入れ、自らも学会、論文を通じ研究成果を発表する。


●地域医療の現場を経験しながら、地域に信頼される医療を提供し、プライマリケアの技術を習得する。


取得を目指す資格の詳細
●外科専門医
外科専門医は、修練医が日本外科学会(以下、学会)に修練開始登録の後、学会の指定した外科専門医修練施設(指定施設)における通算5年以上の修練を行い、外科専門医修練カリキュラム到達目標3に定める手術症例350例以上(術者として120例以上)経験した場合申請できる。書類審査並びに予備試験(筆記試験)、認定試験(面接試験)を経て認定される。なお、修練期間は、卒後初期臨床研修期間満了後6ヶ月以内に修練開始登録した場合に限り、臨床研修開始時まで遡って登録したとみなす。《参考:到達目標3に定める経験する各領域の手術手技の最低症例数》
①消化器および腹部内臓(50例)②乳腺(10例)③呼吸器(10例)④心臓・大血管(10例)⑤末梢血管(10例)⑥頭頚部・体表・内分泌(10例)⑦小児(10例)⑧外傷(10例)⑨内視鏡手術(10例)
●消化器外科専門医
日本消化器外科学会の定める以下の規定を満たした場合に申請することができる。審査は書類および口頭試問により行う。・ 外科専門医であること
・ 継続3年以上本学会会員であること
・ 臨床研修終了後、指定修練施設(認定施設及び関連施設)において所定の修練カリキュラムに従い、通算5年以上の修練を行っていること(450例以上の診療経験が必要)
・ 消化器外科に関する筆頭者としての研究発表を6件以上(論文3編を含む)
・ 本学会総会及び大会へのそれぞれ1回以上の参加並びに本学会教育講座(教育集会を含む)全6領域の受講)
●日本消化器病学会専門医
日本消化器外科学会の定める以下の規定を満たした場合に申請することができる。書類審査及び試験によって審査を行う。・ 継続4年以上本学会の会員であること。
・ 会員として本学会が定めた講演会に1回以上の出席があること。
・ 申請時において認定内科医または総合内科専門医、外科専門医または外科認定登録医、放射線科専門医、小児科専門医のいずれかの資格を有すること。
・ 認定内科医資格取得に必要な所定の内科臨床研修終了の後3年以上、外科専門医予備試験受験資格に必要な所定の外科臨床研修修了の後2年以上、放射線科専門医資格取得に必要な所定の放射線科臨床研修終了の後2年以上、あるいは小児科専門医資格取得に必要な所定の小児科臨床研修終了の後2年以上、本規則により認定される認定施設もしくは関連施設において臨床研修を修了していること。
●乳腺専門医
日本乳癌学会の定める以下の規定を満たした場合に申請することができる。審査は書類と試験(筆記及び口頭試問)により行われる。・ 申請時に乳腺認定医であること
・ 継続5年以上学会員であること
・ 臨床研修終了後、認定施設(関連施設)で通算5年以上の修練を行っていること
・ 認定施設、関連施設における100例以上の乳癌症例の診療経験
・ 学会の定める研究業績点数表に基づき30点以上となる業績(学会機関誌等に掲載された筆頭著者の学術論文1編以上を含む)
●日本消化管学会専門医
申請時において継続6年以上学会の会員。日本内科学会認定医の資格を有する者。このうち少なくとも認定施設において1年以上の臨床研修を修了している者。●家庭医療専門医
日本プライマリ・ケア連合学会の認定する家庭医療専門医です。初期研修終了後3年間、学会認定のプログラムでの研修期間が必要です。専門医試験は、研修修了と研修期間中に取り組んだ事例に関するポートフォリオの提出をもって受験資格を得ることができます。試験内容は筆記試験と実技試験となっています。
病院・施設一覧(順不同)
中毛地域
西毛地域
日高病院 公立藤岡総合病院
北毛地域
東毛地域

キャリアパス・コース
