群馬県済生会前橋病院
病院ホームページグループB 基幹型臨床研修病院
指定医療機関地域医療支援病院/災害拠点病院/臨床研修病院/がん診療連携拠点病院等
管理者細内 康男
所在地371-0821 前橋市上新田町564-1
診療科目
内科/血液内科/腎臓リウマチ内科/人工透析内科/内分泌・糖尿病内科/呼吸器内科/消化器内科/肝臓内科/循環器内科/心臓内科/血管内科/外科/胃腸外科/大腸・肛門外科/肝臓・胆のう・膵臓外科/乳腺外科/呼吸器外科/整形外科/リハビリテーション科/眼科/放射線科/麻酔科/ペインクリニック内科・外科/病理診断科/泌尿器科
病床
一般病床:323床/合計:323床
1日平均患者数
一般病床:250人/外来:500人
医師数(人)
- 総数常勤67
- 臨床研修指導医32
- 整形外科専門医6
- 麻酔科専門医2
- 放射線科専門医1
- 眼科専門医1
- 病理専門医2
- 総合内科専門医11.1
- 外科専門医8
- 糖尿病専門医1
- 肝臓専門医3
- 血液専門医4
- 循環器専門医4
- 呼吸器専門医1
- 消化器病専門医14
- 腎臓専門医4
- 内分泌代謝科専門医1
- 消化器外科専門医6
- 細胞診専門医2
- 透析専門医2
- リハビリテーション科専門医1
- 呼吸器外科専門医(呼吸器外科学会)1
- 消化器内視鏡専門医9
- リウマチ専門医2
- アレルギー専門医1
- 気管食道科専門医1
- ペインクリニック専門医1
2023年10月現在
◎病院PR
事務局より:当院を見学に訪れてくれた学生や受験してくれた学生、研修医の声を基に当院のアピールポイントをいくつか考えてみました。一番多く支持された点は、研修プログラムの自由度が高いということです。当院は病床規模や研修医数でいえば、それほど大きくありません。だからこそ、小回りの利く研修ができ、個別の希望に沿った研修が提供できます。また、それに併せて、将来の自分の進む診療科で長く研修をし、実力をつけることができることも好評です。しかし、志望する診療科で長く研修できても、医療水準が高くなければ、大きな実力アップには繋がりません。その点はご安心ください。当院の各診療科の専門性の高さや症例の件数は、県内でもトップクラスのものばかりです。(詳細は当院ホームページを是非ご覧ください。)当院だけでなく、協力病院・施設も県内有数の質と量を兼ね備えたところばかりです。ですので、様々なフィールドに飛び出していって、色々なものに触れ、たくさんの医師と関わりを構築していきたい!という方にはうってつけの病院といえるでしょう。さらに、熱心な医師が多いというのも研修医に人気なポイントの一つです。熱心というのは、診療や患者さんに対してはもちろんのこと、指導においても当てはまります。研修医をしっかり育てることが、ゆくゆくは患者さんのためになるという信念を持って指導しています。研修医ひとりひとりを病院全体で、大切に育てるという風土ができています。まだまだ書き切れないポイントがありますが、長々と書いても伝わらないと思いますので、少しでも興味がありましたら、ぜひ当院に見学にいらしていただけたらと思います。ちなみに!研修医だけを対象とすると、当院の評価で最も多かった言葉は、医師やコ・メディカル、事務職員が明るくアットホームである。でした!2年間は短いかもしれませんが、どうせ研修するならしっかり学べて、雰囲気の良い病院がいいですよね。これってとっても大事なことですよね。
◎新しく導入した設備等
シミュレータを増設しました。今後も必要に応じて増やしていく予定です。また、平成27年度に研修医室をリニューアルし、研修医専用部屋ができました。
◎その他PR
各種サークル活動が盛んです。公認ソフトボール部等があります。ソフトボールは済生会の大会があり、関東大会から全国大会へとつながります。バレーボール部は県内公立・公的病院大会があります。また、病院・老健合同の忘年会では、各所属毎に余興を行ったり、普段なかなか接点のないスタッフとも交流できます(コロナ禍以降中止)。
私は3つの理由で済生会前橋病院を研修先として選びました。まず1つ目は、群馬大学の関連病院であることです。当院の医師は群馬大学の医局関連の人たちで構成されているため、どの診療科に進んでも県内で働く限り、再会する可能性が高いです。研修医の時にできた繋がりは今後も続くので、このことは有意義だと思われます。裏を返せば、今後も何らかの形で繋がっていくからこそ、指導する側もされる側も熱心になれるのではないかと感じます。2つ目は、前橋市内にあることです。群馬の医療は県内唯一の大学病院を中心としているため、前橋市内およびその近郊に住居を構え、関連病院等で働く医師が多いと感じます。よって週末のみなならず平日でも県内の医師同士で交流がとり易く、必然的に研究会や勉強会も数多く開催されるため、ネットワークが形成されやすいと思います。また、前橋に住めば3年目の入局時に引越しをしなくて済みます。最後は、研修医の人数が少ないことです。手技や症例の取り合いになることもなく、僅かな経験値の差を争う必要もないため、一歩一歩着実に歩みを進めることが出来ます。病院の雰囲気が気になる方は見学にいらっしゃいませんか。
当院で初期研修医として研修を始めてから、早くも一年が経過しようとしています。この場をお借りして、簡単に入職から現在までを振り返ってみようと思います。
4-5月:緊張と不安の中、血液内科での研修がスタート。2年生や指導医の先生の暖かい指導のもと、事務的仕事から手技、知識まで幅広く教わる。
6-7月:消化器内科研修。ERCP症例がかなり豊富。内視鏡検査も経験する。
8-9月:循環器内科研修。カテーテル治療の症例が豊富。循環器に対する苦手意識を克服。
10月:産婦人科研修で協力病院へ。毎日お産や小手術、第一助手をする機会も多々。
11-12月:麻酔科研修スタート。2ヶ月で200件くらい挿管する。Aライン確保もマスター。
ここまでで、何となく当院の雰囲気や研修医が経験できる手技件数の多さ等がわかっていただけたのではないでしょうか。また、私は中小病院ならではのアットホームな雰囲気が好きで、その時に所属していない科であっても、「めずらしい手技があるけど、時間あったら来る?」と電話をくれる先生もいらっしゃいます。医師だけでなくパラメディカルの方々とも、研修医の人数が少ないからかすぐに顔見知りになることができ、とても働きやすい環境です。その他当院のおすすめポイントは多々ありますが、この場では伝えきれませんので、まずは是非一度、見学に足を運んでみて下さい。
◎Q&A
Q:勤務中の食事はどんな感じですか?
A:眺望抜群の7階レストランにて、職員価格で食べられます。営業時間は8:00~19:30(平日)です。一人暮らしにはうれしいボリューム、野菜たっぷりの食事です。
Q:済生会はどんな組織ですか?
A:済生会は、明治天皇が医療によって生活困窮者を救済しようと設立し、全国40都道府県に医療施設が100施設、その他の施設を合計すると403施設、職員数約6万4千人にのぼる医療福祉団体です。年一回の済生会学会では、全国の初期研修医が一堂に会して親睦を深めます。
Q:処遇は?
A:県内でも上位の給与額となっています。学会参加費や図書購入費の補助もあります。また、院内でBLSやICLSの講習会も行われ、受講可能です。
Q:済生会宇都宮病院での研修(救急)はどういうものですか?
A:栃木県の3次救急医療を担っており、救急科研修を2ヶ月経験できます。宇都宮での研修中は、病院付近の家電完備の職員用アパートを利用できます。
◎研修医の受け入れの有無:有
◎受け入れている研修医の数
2023年度 初期:1年次6名/2年次6名
2022年度 初期:1年次6名/2年次6名
2021年度 初期:1年次6名/2年次6名
2020年度 初期:1年次6名/2年次5名
2019年度 初期:1年次5名/2年次5名
(別途協力研修病院より年間2~4名の研修受入あり)
※後期研修医については、当院は専門研修プログラムがなく、各診療科毎に他院プログラムの連携施設となっており、年間数名の受入をしております。
◎研修医のための宿舎及び研修医室の有無:研修医の宿舎:無/研修医室:有(1室)
◎図書、雑誌、インターネット等が利用できる環境及び医学教育用機材の整備状況
図書室の有無と利用可能時間 有 0:00-24:00
文献データベース等の利用環境 Medline等の文献データベース:有(PubMed、医中誌Web)/教育用コンテンツ:有(DynaMed)/医学教育用シミュレータの有無:有
◎病院食堂の有無:有
◎責任者からのコメント
当院の特徴として、各診療科のもつ専門性の高さがまず挙げられます。白血病治療の骨髄移植、手の再接着など、県内他病院ではなかなか経験できない診療分野をはじめ、各診療科において専門医療を重視しているのが特徴です。インターベンションなどの専門技術を研修初期からいきなり習得できるわけではありませんが、初期対応から専門治療への流れを理解しておくことはきわめて重要です。いわゆる総合病院ではないという点も、いいとこ取り的に専門性の高い協力病院と連携を組むことで、全体として質の高い研修の実現が可能となっており、むしろ利点ととらえています。また、放射線診断や病理診断など独立した研修科目でない診療科も、他科の研修にトッピング的に組み込むことが可能で研修内容の充実につながっています。 社会人への第一歩は研修プログラムだけではカバーしきれません。当院では各科の指導責任者以外に、やや若手の医師にメンターとして相談役的な役割をお願いしています。28年度からは定員も6名となり、いわゆる屋根瓦研修の要素も取り込み、さらなる研修の充実を図っています。臨床研修は、その後の長い医師生活につながる大切なスタートの時期です。有意義な研修のあり方を一緒に考えていきましょう。