12-1 精神医学キャリアパス群馬大学医学部附属病院:Director; 福田 正人
キャリアパス概要
本キャリアパスでは、国家資格である精神保健指定医の取得、および日本精神神経学会の定めた専門医取得カリキュラムに則った一定の修練を経て、精神医療に関する標準的な知識と技量を身につけた上で、精神科専門診療において国内外に通用する標準的な医療を提供し、地域に貢献することのできる医師の養成を目指します。
キャリアパス到達目標
・臨床医に必要な3つの力、CCC:Clinical Skill
/Clinical Research Mind
/Character 



●精神科診療の標準的な診療能力を身につけ、精神科専門医として地域の中心となり活躍出来る。
●新しい知見や技術を積極的に取り入れ、質の高い医療を提供できる。

●自らの診療を科学的・客観的に評価し、診療内容の向上に取り組むとともに、疑問が生じた際に適切に解決できる能力を身につける。
●精神科医として、また精神科専門医として、患者を尊重し多職種と連携して、求められる医療を提供できる。

●新しい知見や技術を積極的に取り入れ、質の高い医療を提供できる。


●自らの診療を科学的・客観的に評価し、診療内容の向上に取り組むとともに、疑問が生じた際に適切に解決できる能力を身につける。


●精神科医として、また精神科専門医として、患者を尊重し多職種と連携して、求められる医療を提供できる。

取得を目指す資格の詳細
●精神保健指定医
精神保健指定医とは、特に人権上適切な配慮を必要とする精神科医療において、患者の人権を擁護するために一定の資質を備えた医師が必要であるため、精神保健福祉法に規定されている国家資格である。精神保健指定医の資格申請には、5年以上の医療実務経験(3年以上の精神科実務経験)、厚生労働大臣が定める精神科臨床経験が必要であり、厚生労働大臣又はその指定する者が行う研修を修了する必要がある。指定後は5年ごとの研修の受講が義務づけられている。精神科臨床経験として、措置入院または医療観察法1例、統合失調症2例、気分障害、中毒性精神障害、児童思春期症例、老年期精神障害、器質性精神障害各1例の、計8例のレポートの提出が求められる。●日本精神神経学会精神科専門医
精神科専門医は、精神科臨床研修開始時に学会員として登録後、研修手帳に基づき、精神科専門医研修施設において施行細則に定める研修ガイドラインにより、精神科臨床研修を3年以上受けその課程を修了し、申請時に5年以上の臨床経験を有するものが申請できる。審査は試験(筆記試験、口頭試問)を経て認定される。研修期間内に経験すべき事項は、1. 経験すべき疾患(病名)、2. 経験すべき治療場面、3. 経験すべき治療形態である。 1. 経験すべき疾患(病名)①統合失調症 経験症例数10例以上、症例報告2例以上(症例報告の1例は急性期の例とする)
②気分(感情)障害 経験症例数5例以上、症例報告1例以上
③精神作用物質による精神及び行動の障害 経験症例数2例以上、症例報告1例以上
④症状性を含む器質性精神障害(認知症など) 経験症例数4例以上、症例報告2例以上
⑤児童・思春期精神障害(摂食障害を含んでよい*18歳未満とする。) 経験症例数2例以上、症例報告1例以上
⑥神経症性障害、ストレス関連障害及び身体表現性障害(摂食障害を含んでよい) 経験症例数5例以上、症例報告2例以上
⑦成人の人格及び行動の障害 経験症例数2例以上、症例報告1例以上
2. 経験すべき治療場面
各経験症例5例以上、症例報告1例以上
①救急 ②行動制限 ③地域医療 ④合併症、コンサルテーション・リエゾンの症例
3. 経験すべき治療形態
①入院治療 経験症例数25例以上、症例報告3例以上
②上のうちで非自発的入院治療・医療保護入院、措置入院、応急入院を意味する。経験症例数15例以上、症例報告2例以上
③外来治療 経験症例数20例以上、症例報告2例以上
病院・施設一覧(順不同)

キャリアパス・コース

先輩の声
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