24-1 腫瘍センターキャリアパス
群馬大学医学部附属病院:Director; 塚本 憲史

キャリアパス概要

がん薬物療法専門医取得には、学会認定医制度協議会の定める基本となる診療科の認定医を先行して取得する必要があります。本キャリアパスでは、日本内科学会認定医、専門医取得をめざして一般内科医療に関する基本的な知識と技量を身に付けた上でがん薬物療法専門医を取得し、地域がん医療に貢献できる医師の養成を目指します。

キャリアパス到達目標

・臨床医に必要な3つの力、CCC:Clinical Skill 【S】Clinical Research Mind 【R】Character 【C】
一般内科医療の標準的な診療能力を身に付け、総合内科専門医として地域で活躍できる。【S】
つねに新しい知識、技能を積極的に取り入れ、診療内容の向上に取り組むことができる。【S】 【R】
臨床試験、治験への参加を通じて、エビデンスの創造に取り組むことができる。【S】 【R】
がん薬物療法専門医として他職種と連携し、がん化学療法のリーダーとして質の高い医療を提供できる。【R】 【C】

取得を目指す資格の詳細

認定内科医

次記の1、2のいずれかに該当する内科研修歴を有し、内科全般の研修を修了していること。
1)臨床研修2年+学会が認定した教育病院での内科研修1年以上=計3年以上。
2)臨床研修2年+学会が認定した教育関連病院での内科研修1年以上=計3年以上。
3)内科9分野、すなわち消化器、循環器、内分泌・代謝、腎臓、呼吸器、血液、神経、アレルギー・膠原病、感染症から各1症  例+任意の分野から4症例=13症例の病歴要約を作成する。さらに、救急症例2、外科転科症例2、剖検1の症例記録が必要。

がん薬物療法専門医

1)申請時において5年以上がん治療に関する研究活動を行っていること、およびがん治療に関する十分な業績があること。
2)研修認定施設において日本臨床腫瘍学会所定の研修カリキュラムに従い、2年以上臨床研究を行い、これを修了した者。
3)各科の基本となる学会(日本内科学会)の認定医あるいは専門医の資格を有していること。
4)専門医受験に際しては計30症例のサマリーを提出する。その際、肺、乳腺、消化器、造血器については、それぞれ少なくとも3症例ずつ記載することが必要。

総合内科専門医

現在認定内科医と認定されている者で、受験申込み時連続して3年以上の会員歴を有し、次のいずれかに該当する者
a. 本会が認定した教育病院での内科研修1年以上+学会が認定した教育関連病院での内科研修2年以上=計3年以上
b. 学会が認定した教育関連病院での内科研修5年以上
c. 22症例の病歴要約、外科転科症例2、剖検2の症例記録のほか、学会発表業績2つが必要

病院・施設一覧(順不同)

MAP

キャリアパス・コース

コース図

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