3-2 腎臓リウマチ内科 腎臓専門医、リウマチ専門医キャリアパス
群馬大学医学部附属病院:Director; 廣村 桂樹

キャリアパス概要

本コースでは内科、腎臓、透析、リウマチの4つの専門医取得を目指した研修を行う。専門医の取得には基本となる診療科の専門医を先行して取得する必要がある。そのため、本コースでは、日本内科学会が定めた内科専門医制度に則った一定の修練を経て、内科の総合的な知識と技量を身につけ、3年目に認定内科医を取得し、6年目以降に総合内科専門医を取得する。その後腎臓、透析、リウマチの専門診療において国内外に通用する標準的な医療を提供し、地域に貢献することのできる医師の養成を目指す。

キャリアパス到達目標

・臨床医に必要な3つの力、CCC:Clinical Skill 【S】Clinical Research Mind 【R】Character 【C】
内科医として幅広い知識と経験を積み、腎臓、透析、リウマチ専門医として地域の中心となり活躍できる。【S】
腎臓、透析、リウマチ専門医として最新の知見を取り入れ、国内外に通用する質の高い医療を提供できる。【S】 【R】
自らの診療を科学的・客観的に評価し診療に取り組むとともに、日常診療において生じた疑問を解決するため、3〜4年間の大学院での研究も視野に入れる。【S】 【R】
内科医として、腎臓、透析、リウマチ専門医として、患者を尊重し、他職種と連携し、求められる医療を提供できる。【S】 【R】 【C】

取得を目指す資格の詳細

日本内科学会 新・内科専門医

① 臨床研修2年+日本内科学会が定める教育病院(内科臨床大学院を含む)もしくは、教育関連病院での内科研修1年以上の合計3年以上(そのうち18ヶ月間以上、内科研修をしていること)
② 認定内科医取得後、1)日本内科学会が定める教育病院(内科臨床大学院を含む)もしくは教育関連病院での内科研修3年以上、2)教育関連病院での内科研修5年以上のいずれかで、専門医の受験資格が得られる

日本腎臓学会 腎臓専門医

日本腎臓学会の定める規定を満たした場合申請でき、審査は、書類及び筆記試験にて行う。
① 日本腎臓学会の会員歴が5年以上あること
② 日本内科学会認定医取得後3年以上
③ 日本腎臓学会が指定する研修施設において、学会が定める研修カリキュラムに基づく研修を3年以上行っていること

日本透析医学会 透析医学会専門医

日本透析医学会の定める規定を満たした場合申請でき、審査は、書類審査、筆記試験及び口頭試問試験にて行う。
① 日本内科学会認定医、総合内科専門医を有し、臨床経験5年以上を有し、学会会員歴5年以上あること
② 日本透析医学会認定施設または教育関連施設において、学会の規定によって編成された研修カリキュラムに従い通算5年以上、主として透析療法に関する臨床研修を行い、業績のあること
③ 学会出席並びに業績について30単位を満たしていること

日本リウマチ学会 リウマチ専門医

日本リウマチ学会の定める規定を満たした場合申請でき、審査は、書類及び筆記試験にて行う。
① 申請時において引き続き5年以上の学会員であること
② 日本リウマチ学会認定教育施設等において通算5年以上のリウマチ学の臨床研修を行ったこと
③ 日本リウマチ学会専門医資格維持施行細則による研修単位を30単位以上取得していること
④ 日本内科学会の認定医あるいは専門医の資格を有すること

病院・施設一覧(順不同)

MAP

キャリアパス・コース

コース図

先輩の声

安藤 雅泰‖平成22年卒業
血液内科は単に血液疾患を診るだけでなく、感染症や循環動態など、全身管理を必要とし、広く一般内科医としての知識も要求されます。また入院期間も長期に亘ることが多いため、患者さんとの付き合いが長く、特に大変な治療を乗り越えて退院していった患者さんには特別な思い入れを抱くこともしばしばあります。大変な科だとは思いますが、その分非常にやりがいのある科だと思います。そういった気持ちを一緒に共有できたらと思います。

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