1-2 呼吸器・アレルギー内科専門医キャリアパス
群馬大学医学部附属病院:Director; 久田 剛志

キャリアパス概要

呼吸器病学、アレルギー病学を専攻する優れた呼吸器内科医師を養成し、日本呼吸器学会専門医・日本アレルギー学会専門医・日本呼吸器内視鏡学会専門医・日本感染症学会・日本内科学会専門医・がん薬物療法専門医を取得する。日本内科学会の研修カリキュラムに従い、認定内科医を取得する。その後、各学会専門医研修カリキュラムに従って臨床研修を行い、卒後7年目に各学会の専門医取得を目標とする。大学院(社会人を含む)への進学による学位取得や、国内外への留学を選択することも可能である。

キャリアパス到達目標

・臨床医に必要な3つの力、CCC:Clinical Skill 【S】Clinical Research Mind 【R】Character 【C】
一般内科医として標準的な診療能力を身につけ、さらに、呼吸器内科医として地域医療のリーダーとして活躍できる。【S】 【R】 【C】
新しい知見や技術を積極的に取り入れ、質の高い医療を提供する。【S】 【R】
自らの診療を科学的・客観的に評価し、診療内容の向上に取り組む。【S】 【R】
診療での疑問点の解明のため臨床研究を行い、得られた知見を学会等で発表する。 【R】
内科医として、患者を尊重し、他職種と連携し、求められる医療を提供できる。【S】 【C】

取得を目指す資格の詳細

日本内科学会認定医・専門医

臨床研修2年+日本内科学会が定める教育病院(内科臨床大学院含む)もしくは教育関連病院での内科研修1年以上の合計3年以上(その内18か月間以上、内科研修していること)が認定医受験資格。認定内科医取得後、さらに、1)教育病院(内科臨床大学院含む)もしくは教育関連病院での内科研修3年以上。2)教育関連病院での内科研修5年以上のいずれかで、専門医の受験資格が得られる。

日本呼吸器学会専門医

基本領域学会の専門医等の資格を取得した年度も含めて3年以上本学会の会員であること。認定された認定施設において、本学会所定の研修カリキュラムに従い基本領域学会の専門医等の資格を取得した年度も含めて3年以上、呼吸器病学の臨床研修を行い、これを終了した者。非喫煙者であること。

日本アレルギー学会専門医

申請時において継続5年以上学会の会員であること。申請時において認定内科医の資格を有すること。基本領域の臨床研修を含め通算6年以上の臨床研修歴を要する。

日本呼吸器内視鏡学会専門医

申請時において、5年以上継続学会会員であること。

日本感染症学会専門医

申請時において継続5年以上学会の会員であること。申請時において認定内科医の資格を有すること。

がん薬物療法専門医

申請時において継続2年以上日本臨床腫瘍学会の会員であること。5年以上がん治療に関連する研究活動をおこなっていること。

病院・施設一覧(順不同)

MAP

キャリアパス・コース

コース図

先輩の声

病院診療リーダーコース
松崎 晋一‖平成13年卒業
群馬大学における2年間の研修の後に呼吸器病学を志し、第一内科の呼吸器・アレルギー内科専門医コースに沿って研修しています。西群馬病院、桐生厚生総合病院での研修後に大学院に入学しました。基礎研究において学位を取得し、その間も外来診療などで臨床にふれる機会を得ることもできました。現在は桐生厚生総合病院で勤務しております。この研修中に日本内科学会認定医および専門医・日本呼吸器学会専門医・日本アレルギー学会専門医を取得しました。今までの臨床および研究での経験を糧として、質の高い医療を提供できるよう心がけております。
専門診療・リサーチリーダーコース
上出 庸介‖平成16年卒業
群馬大学で2年間の初期臨床研修を経た後、呼吸器・アレルギー病学に興味を持ち第一内科の呼吸器・アレルギー内科コースを選択しました。公立富岡総合病院、西群馬病院で内科医として、呼吸器・アレルギー科医としての研鑽を積んだ後、医学発展に貢献する事を志し大学院に入学しました。4年間で学位を取得させて頂き、並行して認定内科医、呼吸器内科専門医を取得し、現在は群馬大学で診療、研究、教育に従事し、研鑽を積む充実した毎日を過ごしております。

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